前に並んでいた常連のおじさん（かなりいい人だった）に話しかけてもらいかなり楽しい雰囲気で待つこと30分。入場してみたら右側の一番前の席が二つ空いていたので少しおどおどしながらも座りに行く。私たち今日ツイてる？

開演まで1時間あるので南京町で食事する人が多い、と前述のおじさんから聞いていたので何か食べに行くことにした。
食べに行くまでの会話（ほぼ再現）
友達「餃子いいよねー」
私「あぁ駅のへんでも匂いしてたわー」
友達「このへんあるからねー。餃子食べたいわぁ。ビールも一緒に」
私「あぁビールいいねー」
友達「餃子がいいわー。おいしい店あるんやんかぁ。…エリちゃん何食べたい？」
私「…いや、餃子でしょ。そんなに言われて違うものよう言わん」
友達・私「ははははは」

↑なので、友達おすすめの餃子の店で生中、焼き餃子、水餃子をいただく。労働しないで飲むビールもかなりおいしいことに最近気付いた私（…）。ビールはおいしいし餃子はもっちもちで昇天しそう。こんなに幸せなのに一人当たり800円程度。外に出て、甘いものが欲しいなぁと言っているとゴマ団子2つで200円が半額になっていた。しかも最後だから3つで100円でいいと言われる。私たち今日ツイてる？

ほろ酔いで会場に戻るとちょうどいい時間。
落語界の松坂（確かに似てた）笑福亭喬若さんの落語はよくつっかえてハラハラ、笑福亭岐代松さんはすごい汗っかき（落語に関係ないし）。月亭八天さんのはスッと噺に入り込める落語で「借家借り」の噺自体が好きだったのもあるけれど巧いなぁ月亭やるなぁという感じ。トリの八方へと期待が高まる。
小米朝はやっぱり出てきた途端にぱぁっと舞台が華やぐ感じ。今日のも楽しかったけれど、マクラがどの噺でも同じなのはちょっと…。少しずつ付け足されて全く同じではないけれど、それにしてももう少し違うものにできないものか。まだ落語を見始めて間がないのにこんなにかぶるということは、周りの人はもっと飽き飽きしてるのでは…と思う。好きなんだけどなぁ。

中入り後、桂あやめさんが出てくる。艶っぽい。友達と帰りに話したんだけど、古典はしないのかな？一度見てみたい。
そしてトリの八方。八方といえばナイトインナイト木曜日しか知らない私…。妹と一緒にテレビを見ている時に八方が出てくると「いいよねーあのポジション」「あぁいう位置に将来的に就きたいものよね」といつも羨ましがったものです。あぁ嫌な姉妹。
その八方の落語。肩の力がいい感じに抜けた、あぁ八方や～というゆるさ。でも締まるところは締まっていて楽屋ニュースだけではなかったのね（当たり前）と見直しました。すいません八方さん。

そんなこんなで色々発見もあったり、隣のおじさんから飴をもらったり（やっぱり今日はツイてた？）と素敵な一日でした。
このままゆるゆる落語の波に乗っていってみよ。